2017/8 谷川岳
今月は谷川岳へ。
昨年も8月に谷川岳へ登りました。
実は何を隠そう私は昨年の山の日、谷川岳で登山デビューしたのです。
昨年は谷川岳ベースプラザからロープウェイ、更に天神平からリフトへと乗り継ぎ山頂を目指し同じ道をピストンで戻るというコースでした。
今思えばそれほどきついコースではなかったと思うのですが、当時は下山の時に膝が笑ってしまい、滑落しかけたりとかなり危険な目に合ったりもしたなぁ。
あれから丁度1年経過し、自分たちがどの程度成長したのか確認しつつ、ついでに思い出にも浸りながら今年も谷川岳に登って参りました!
当初の計画では自分たちの成長ぶりをより確認するために西黒尾根で登って天神尾根から田尻尾根を使って下山するルートを計画していました。
…が、前日には雨が降ったり止んだり。
そのお蔭で前日に行ったラフティングは激流を楽しむことができましたが登山ルートは変更することに。
谷川岳ベースプラザから天神平へ。
そこからリフトに乗り継いで天神尾根を通って山頂へ向かう昨年と同じコースを選択しましたが帰りは田尻尾根を使用して下山しました。
我々にはまだ西黒尾根への挑戦権は与えてもらえなかったようです(笑)
8時に谷川岳ベースプラザへ到着。
この週は前々から天気が悪いとの予報だった(宿の女将さん談)からか駐車場はガラガラでした。
片道分のロープウェイのチケットを買って出発~!
今日の視界は15mだと受付の方が教えてくれました。
ロープウェイは7時から運航しているそうです。
ベースプラザは標高746m,天神平は1319m,おそよ2,3kmの距離を上がっていきます。
確かにロープウェイのケーブルがガスの中に消えて行ってる…(笑)
ガスに入ると一気に何も見えなくなりました。
天神平に着くといよいよ本気の視界15mのガスり具合。
標高1502mの天神峠に向かうリフトに乗ります。
標高差約200mを7分で…文明の利器って素晴らしい!
8 時45分、ここから本格的に登山開始!
遠くの景色は見えなくてちょっと寂しいけど、足元には去年と変わらない道があって励まされます。
全然覚えてないようなことでも通ると思い出したりするんですね。
雨の影響か大きな水溜まり。
記憶よりもガレているところが多く、濡れているせいか滑りやすいです。
木道を暫く進むと…
最初の鎖。
ここは鎖を使わなくても問題なく登れます。
9 時40分熊穴沢避難小屋へ到着。
けっこうハイペースでびっくりしました!
やっぱり1年経って健脚に…?(笑)
少し休憩し再び歩き出します。
この辺りまではかなり順調だったのですがまさかの雨が…
まさかのというか、半分覚悟はしていましたが…
進むか戻るか迷いましたがとりあえず肩の小屋を目指して進むことに。
雨でなければ道はそこまで歩き辛くはないと思うのですが雨で足元が滑る滑る。
鎖場も再び出現です。
雨は小雨程度でしたがこの辺りでかなり時間を食ってしまいました。
天狗の溜まり場。
天神ザンゲ岩。
ここは標高1820mみたいです。
全然知りませんでしたがヤマケイ調べです(笑)
雨宿り出来るところあるかな?と思ったけど皆無でした(笑)
ガレ場を抜けると茶畑みたいな一面の熊笹地帯。
一応木道があったりもしますがやはり滑ります。
先が見えないから不安だけどここを越えれば肩の小屋があるはず!
11時、肩の小屋にやっと到着です。
雨で足元も悪く、ペースがなかなか上がらないためかとても寒く感じました。
しばらく休憩し宿で作ってもらったおにぎりセットを食べることに。
そして今回もとらやのようかん登場です!
今回はコーヒー味でした。
荷物をデポらせていただき山頂を目指して出発。
ここからだとトマ、オキの耳に両方行って帰ってきて50分くらいだと思います。
出発してから10分もしないうちにトマの耳に到着。
尾根を歩いて先にあるオキの耳に進みます。
トマもからオキもすぐなイメージがあったのですが思ったより距離があってアップダウンもけっこうありました。
20分ほど歩いてオキの耳に到着。
こちらの方が若干標高が高いです。
谷川岳、2度目の登頂です。
このころには雨も止んでくれてました。
天気と時間が心配なのでサクっと下山開始!
去年の谷川岳で最初に覚えた植物です。
トリカブトの種類はわかりません(笑)
肩の小屋に戻り少しまったりして13時に下山開始です。
ピストンなので基本的には来た道を戻りますが、ロープウェイを使うか、田尻尾根で下りるかは、時間が読めなかったためまだ決めていませんでした。
下山もやはり雨が降ったり止んだりで、足元が悪くかなり集中力が必要でした。
小さな下りと登りを繰り返して下山していきます。
時間的にロープウェイを使わなくても下山できそうだったのでこの辺りで田尻尾根を使うことに決めました。
何せロープウェイから見えた田尻尾根はかなりベリーイージーな様子でしたので。
これを後々後悔することになりますが(笑)
肩の小屋から約2時間で田尻尾根の分岐に来ました。
標高が下がってきたからかさっきよりはガスも雨も晴れて多少遠くが見渡せるようになってきています。
かなり遠くにですが雪渓らしきものも発見!
おっきなヒキガエルを発見!
動きが遅くて全然逃げませんでした。
田尻尾根はけっこう傾斜がきつく、岩と根っこが連続しているので今まで以上に注意しながら下山しました。
私は何度も転びました(笑)
そして何より長い!
あのロープウェイから見えたベリーイージーな道は一体なんだったのでしょうか。
田尻尾根に入って1時間40分、田尻尾根で下りたことを後悔し始めたころ、ようやくロープウェイから見えた道に出ました。
この道は渓流が近くにあって大きな滝もあったため滝を見に行こうと話していましたが…滝を発見することできず(笑)
水が青くてすごくきれいでした。
写真だとあまり青さが伝わりませんが(笑)
田尻尾根が終わってから30分ほど歩いて車道に出ました。
道の終わりに昔使われていたロープウェイが置いてありました。
今のは15人くらい乗れそうですがそう考えるとかなり小さいサイズだったんですね。
車道を少し歩き17時、谷川岳ベースプラザに帰ってきました。
一年経ってレベルが上がったかどうかは正直わかりませんでしたが、今回も想定通りに行かないことが多く、でもそれもまた楽しくいい登山になりました。
谷川岳は晴れていると展望が本当に素晴らしい山なのでとてもおすすめです。
終始ガスってて少し悔しいので去年の写真を貼ります(笑)
またこんな景色を見に登りたいです。
次回こそは西黒尾根で挑戦しようと思います!