2017/4 立山
立山連峰の雄山へ登ってきました!
雄山は標高3003m、初めての3000m超えで、しかもほぼ未経験の雪山ということもあり、かなり不安でしたが天候にも恵まれ、素晴らしい山行となりました!
夜中、千葉を出発し5時間程で扇沢駅へ。
扇沢駅には市営の無料駐車場がありますが、AM6:00の時点でけっこう車がいました。
登山口のある室堂までトロリーバス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバスと乗り物を乗り継いで行きます。
この日の始発は7:30。
因みに料金は扇沢~室堂の往復で9500円でした!
ツアーの団体などでかなり混んでいましたがなんとか始発に乗って出発です。
9:00頃室堂に到着!
ここで登山届けを出します。
係の方に雄山より先、大汝山や富士ノ折立方面は危険とのことでアドバイスをいただきました。
今回は室堂~雄山のピストンなので問題無し!
アイゼンを装着し9:30、登山開始です!
かなりなだらかな道を歩き、まずは一ノ腰山荘を目指します。
一面雪景色ですが歩き始めると暑い!
登山客の他にスキーヤーやスノーボーダーがけっこう多くてびっくりしました。
私はザックだけでかなり辛かったのですが皆さん板を担いで登られていて…とても真似できません!
登ってる途中、太陽を囲うような丸い虹がかかっていてテンション上がりました!
一ノ腰山荘まではこれといった難所もなく、11:00頃到着。
大勢の方がここで休まれていました。
一ノ腰山荘から雄山の山頂方面を見上げると…
かなりきつそうな急坂!
しかもアイスバーンのような箇所もありそうで、へなちょこな私はかなりびびりました。
少し休憩してから今回初登場のピッケルを携え出発します。
しょっぱなからかなり勾配がきつく、しかもアイスバーンのような箇所が多いため中々先へ進めません。
それに空気が薄いためか、なんとなく酸欠のような…クラクラしてきてしまいました。
山頂は見えてるのに、思うように進めずもどかしい!
半分程登った所で右手を見ると、ガスが晴れて立派な山々が!
近くにいたジェントルメンがあれが槍ヶ岳、あっちが穂高、という具合に解説してくれました!
ありがとうございます!
更に登って行くと今度は左側から何やら変な音が…
ゲロゲロゲロゲロ ゲロゲロゲロゲロ
蛙の鳴き声のような音です。
よーーーく見てみるとなんと2羽の雷鳥が!!!
まさか見られると思ってなかったのでかなり興奮しました!
白くて丸くてかわいかったです!
飛ばずに雪の上をトコトコ歩いて移動してました。
あとで調べてみたところ、冬の雷鳥は体力を温存するためにあまり飛ばないそうです。
飛んでる所も見てみたいなぁ。
そして12:30、山頂に到着!
やったー!
ついに3000m級の山に登ることができました!
スキーヤーやスノーボーダーの方々は反対側の急斜面へどんどん滑って行きました。
少し覗きこんで見ましたが、斜面が急すぎて見えない!
板を担いで登ってこられるだけでも驚きでしたがここを滑るというのもかなり驚きました。
風がかなり強く、体が冷えてきたのでお弁当のサンドイッチをいそいそと食べて来た道を下山します。
傾斜もきつく雪道なので登りよりもかなり慎重に下山していきます。
雪と岩といった感じの登山道なのですがかなり不安定な岩も多く、要注意です。
行きは必死すぎて気付きませんでしたが、先程山々が見えた方面に立派なカールが!
山崎カールというそうですが雲の切れ間から太陽の光がカールに射し込んで幻想的な美しさでした。
一ノ腰山荘からはヒップソリの出番です!
前方に人がいないことを確認し滑り降りました!
ソリを使うと速い速い!
途中からはなだらかな斜面なので使えませんでしたが、私にソリのスキルがもう少しあればもっと行けたかもしれません…
14:30室堂へ無事到着。
かなり疲れてしまっていたので、今日泊まる雷鳥荘までの道がものすごーく長ーく感じました。
この日は夜もかなり晴れていて星空も綺麗でした。
いつもながらいい旅を無事にすることができてよかったです!
夏の立山も見てみたいので今度は違う季節にチャレンジしてみようと思います!